CROSSROADS Language Studio’s Newsletter Novemver, 2025 Feline Superstitions
【日本語訳】
歩いている目の前を黒猫が横切ると、なんとなく不安な気持ちになったりするだろうか?これは世界の一部の地域では、不運の前兆とされている。しかし一方、他の地域では幸運のしるしとも言われている。不運か!幸運か…猫はどうやら、幅広く人々の奇妙な信仰心を刺激するようでる。
例えばオランダでは、猫はしゃべり好きとされ、猫のいるところで、最も深い闇の秘密の話をすると、聞きたい人がいれば、耳にした秘密を誰にでも漏らすと信じられている。だから、重要な個人的話は、猫を外に出し、ドアを閉めてからするのが最善とされている!
インドネシアでは、猫は天候と強い親和性があると考えられている。長い乾季から解放されたいなら、猫に水をかけてみよう。きっと雨が降りだすから!
同様に、ヨーロッパの一部の地域では、猫が耳を洗うと雨が近いとされてる。猫は天候の変化を察知し、それに応じて行動すると信じられている。
イタリアでは、飼い猫がくしゃみをすると、金運が舞い込む兆しだと言われている。また、花嫁が結婚式の日に猫のくしゃみを聞くと、その結婚は幸せを意味するそうだ。一方で、イタリアの猫が3回くしゃみをすると、風邪をひく前兆だとか!
もちろん、猫と人間の関係は遠い昔から続いている。古代エジプト人にとって、猫は神聖な動物だと信じられ、猫頭の女神バステトと深く結びついた。猫は家庭の繁栄と守護の象徴であった。故意でも事故でも猫を殺すと死刑の罪に処されるほどであった!猫は非常に崇拝され、多くがミイラにされて、死後の世界での守護のため、墓に安置された。
しかし同時に又、猫は人間に苦しめられてきた。中世の西ヨーロッパでは、狂信的宗教信者が「魔女」として女性を火あぶりにしていた時代、猫・・・特に黒猫は魔女の使い魔とされ、黒魔術を掛ける手助けをしていると信じられていた。その時代、猫は悪魔の手先とされ、容赦なく皆殺しにされた。その結果、皮肉にもヨーロッパ全土でネズミが増え、ペストが広がる結果に繋がった・・・これは猫の復讐?
不吉の前兆とは大きくかけ離れ、中国では、猫は邪悪な霊を追い払う守護者と見なされている。そしてトルコでは、今日もなお、猫は精霊的重要性を持った神聖な動物だと考えられている。もしイスタンブールに行ける機会を得られたなら、約10万匹の猫と都市を共有することになるだろう。そこでは、路上の猫たちは本当に愛され、猫は幸運の象徴と考える地元の人々に大切に世話されている。
日本の‘招き猫‘も忘れないように!この愛らしい動物の置物を自宅や職場に置いておけば、必ず幸運を招くはずだ!
CROSSROADSのスタッフから、最新のトピックスやメッセージなどを毎月お届けしています。クロスワードパズルなどのコーナーもあります。
CROSSROADSのNews letterをPDFでダウンロード






