CROSSROADS Language Studio’s Newsletter December, 2024 The Barcode

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人類の創意工夫と革新への意欲は、真に、他の種から人類を分離させるものである。時として、私たちは、誰も求めたことのない技術革新や、出来上がるまで、必要性すら知り得なかったものを生み出すことがある。時代を大きく先取りするこれらのものは、即座に社会から拒絶されたり、何十年もかかって、ようやく広く一般に認められるようになる傾向がある。

そのような発明のひとつがバーコードである。1949年にジョー・ウッドランドが描いた砂の上に描いた一連の多くの線として表現された当初のバーコードは、70年代初頭、IBMチームへのエンジニアの参加をきっかけに、本格的に注目されるようになった。

顧客や小売業者の当初の反応はむしろ冷ややかで、反発を被ることさえあった。買い物客や店主は、バーコードが仕事を奪い、レーザースキャナーが誤って人々を失明させるかもしれないと嘆き、正教徒は謎の縞模様を「獣の印」と決めつけた。驚くべきことに、ロシア北部の熱心な信者たちは、今日もなお、バーコードとの接触を避けている!

幸いなことに、世界の他の地域では常識が勝り、屈辱を味わったバーコードは、今では私たちの生活の中に恒久的に定着し、その存在を気にする人は全くいなくなった。

さて、この先は、何処へ向かっていくのだろうか?

答えは、QRコードとデータマトリックス・コードだ。様々なデータをコンパクト形で保存する必要性がますます高まる中、これら2つの新タイプのコードには、製品の使用方法、有効期限、ウェブサイトへのリンク、原産地などの追加情報が含まれている。

この新技術はストライプ・バーコードと比べ、はるかに優れており、2027年には大幅なバーコードとの取り換えが設定されているが、基礎情報のエンコードには、今まで通りバーコードが使われる予定だ。

従来のバーコードは50年以上前から用いられており、時代の変化に巧く追いついていない。最近では、工場、機関、個人事業体は、さらなるデジタル化に向い、手作業によるデーター記録から離れつつある。これは、より効率的に製品やサービスに関する必須情報を探すための時間短縮を確実にする。

近い将来、QRコードやデータマトリックス・コードと私たちの関連性は、バーコードとは異なり、よりインタラクティブなものに進化して行くだろう。この技術の開発がさらに進めば、私たちは、必要な最新情報を素早く入手するために、製品に付いているこれらのコードを積極的に検索する習慣を身につけて行くだろう。

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