CROSSROADS Language Studio’s Newsletter April, 2024 Cinnamon
シナモンは世界で最も認知度の高いスパイスのひとつであり、バニラと同様、私たちの食生活に定番食品として加わるようになるまでには、長い道のりがあった。
シナモン・スパイスの商取引は数千年前にさかのぼる。シナモンは非常に珍重され、その生息源は慎重に守られた秘密であった。帝国の支配者たちのミイラ化に使われた主原料であり、君主や霊的な神々への供え物として捧げられていた。
スパイスはシナモンの木の皮から採れるが、皮を短冊状に切って乾燥させると、よく知られている形に丸まるので、“シナモンスティック”と言われるようになった。シナモンスティックは、そのまま売られたり、また通常は粉にして売られている。
いくつかの品種が広く栽培されているが、全体的に異なる2つの品種が最も人気の高い品種である: Cinnamomum cassia (チャイニーズシナモン)-この品種は最も育てやすいことから、一番人気がある。しかし、クマリンを多量に含んでおり、大量に摂取すると有毒になる(1日にティースプーン半分以上の摂取は避けるべき);また Cinnamomum veri (セイロン又は スリランカシナモン) –この品種はカシアよりも高品質で、少し甘く、クマリンの含有量もかなり少ない(1日5gが安全な摂取限度)。
シナモンには、私たちの健康に役立つ幅広い用途がある。
シナモンには強力な抗酸化物質が含まれている。抗酸化物質は、フリーラジカルが引き起こす酸化ストレスから体を守ってくれる。実際、シナモンの抗酸化作用は非常に強力で、天然の食品保存料として使用することができるほどである。
シナモンにはシンナムアルデヒドが含まれており、抗真菌・抗菌作用があるため、感染症や虫歯、口臭を軽減することができる。
後者は砂糖の多い食生活の結果であることが多いが、ここでもシナモンが助けになる!
食後に血流に入る糖の量を減らすことが示されている。これは、多数の消化酵素の働きを妨げ、消化器官での炭水化物の分解を遅らせることによって行われている。さらに、シナモンに含まれる化合物がインスリンとよく似た働きをし、細胞への糖の取り込みを改善する。効果的な摂取量は1日ティースプーン1~2杯である。
シナモンは、世界的な死因のトップである心臓病のリスク軽減に関係している。また、シナモンは少なくとも8週間の継続摂取で、血圧を下げることが示されている。
他の特筆すべき効能は:
シナモン風味のコーヒーをご賞味あれ!
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