CROSSROADS Language Studio’s Newsletter March, 2025 EV’S ARE NOT NEW!

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電気自動車が1800年代初頭から存在していたことをご存知だろうか。それだけでなく、1899年にはニューヨークのタクシーの90%が電気自動車だった。事実、1900年には電気自動車の売れ行きが、ガスや蒸気など他の全ての自動車の売れ行きを上回っていた。1902年、ドライバー席をキャビン内に収めた初の電気自動車「ベイカー・トルピード」は時速80kmを達成したが、ドライバーがコントロールを失い、観客の集団に激突し、2人の命が犠牲になった。
当時のEVには増産に繋がる多くの機能があった。走行中のエンジン振動がないこと、他のタイプの自動車に比べて走行音が非常に静かであること、煙やバックファイアが出ないこと、エンジンを始動させるために外部からモーターをクランキングする必要がないこと、ドライバーが運転席に座るとすぐに始動できることなどであった。他のタイプの車両とは異なり、EVのもう一つの大きな利点は、ドライバーが、初期の頃の自動車運転で難しかったギアチェンジをする必要が無かったという事実であった。
蒸気自動車は寒い日には発車に45分もかかり、これがEVより普及しなかった理由の一つでなった。しかし、蒸気自動車は、空になってもすぐに満タンにできた大きなタンクで、長距離走行距離を保持していた。とは言え、当時は安全な道路が少なく、ほとんどの人々の移動は市街地に限られていた。
そこで、EVが、100年以上前の当時、利用された最もポピュラーな乗り物だったと言うことができる。ではその後、何が、EVを台頭させる結果を招くことになったのだろうか?
ヘンリー・フォード! 1908年になり、フォードは革新的な組立生産ラインを立ち上げ、有名なモーテルTを大量生産していた。1910年当時、これらの自動車は、競合他社の1台あたり約1,700米ドル又はこれより高額な価格と比べ、1台あたり780米ドル(現在の貨幣価値に換算すると約26,000米ドル)という非常にリズナブルな価格で販売されていた。1924年には、1台あたりわずか290米ドルにまで価格を引き下げた。さらに、この頃テキサス州とオクラホマ州で発見されたばかりの原油により、ガソリンのコストは劇的に低下した。そして遂に、チャールズ・ケタリングが電気スターターを発明し、昔のガスや蒸気自動車のようにモーターをクランクスタートさせる必要が無くなった。1935年、電気自動車は終了した。
しかし!今や誰もが知っているように、内燃機関から排出される排気ガスは環境に深刻なダメージを与え、大気を汚染し、地球温暖化につながっている。その答え?EVが見事に復活を遂げている。1960年代にガソリン車の代わりとしてEVの再導入が暫定的に試みられた後、今のところ、EVは再び大流行している・・・・

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