CROSSROADS Language Studio’s Newsletter July, 2026 MANDI’S LESSON ON LIFE

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「人生の意味」について部分的に深く鋭い知見を伝える、比較的現代的な物語がインターネット上で広がっています。ある教授と同窓生、そして一杯のコーヒーが関わる物語です。「Life is Like a Pot of Coffee(人生はポット一杯のコーヒーのようなもの)」と検索すれば、簡単に見つかります。しかしその響きや伝えようとするメッセージから、この物語はずっと古いアジアの寓話を語り直しているかのように私は感じています。そこで、原型に近いと思われる一つのバージョンを紹介します。

はるか昔、インドにたいへん年老いたマンディルム・トゥダルゥファシと言う名の賢い導師が住んでいました。弟子達からは「マンディ=ブバ」と呼ばれていました。人生が凡人に与える快楽や富にはまったく興味が無く、極めて質素な暮らしをしていました。それにもかかわらず、人々からは深く尊敬され、崇敬されていました。

ある日、マンディの弟子たちはマンディ=ブバを訪ねることにしました。しかしマンディは山の頂に住んでいましたので、ようやく質素な住まいにたどり着いた時には、すっかり疲れ果て、喉も渇いていました。 全てを見通す賢者、マンディは弟子達が疲労困憊していることに気づき、「皆に元気を取り戻す美味しいお茶をお淹れしましょう」と申し出ました。

弟子たちは大喜びでその申し出を受け入れました。そしてマンディは質素な台所へ向かい、お茶の支度を始めました。その間、弟子達は、マンディが戻ってくるのを辛抱強く待っていました。

細心の注意を払ってお茶を淹れ終えたマンディが、やっと大きな盆とたくさんの茶碗を抱えて戻ってきました。そして茶碗を弟子たちの前の卓に置きました。 さて、常に人を導き、悟りへと近づけようとするマンディは、弟子達のために一つの教えを考案していました。これが、マンディが行ったことです:

マンディは思いつく限りあらゆる種類の茶碗を用意しました。純金で作られた茶碗もあれば、最高級の磁器でできたものもありました。宝石がちりばめられたものもありました。 そして、ごく普通の質素な茶碗もありました。中にはプラスチック製のものまでありました。

マンディは弟子たちに、好きな茶碗を選ぶように言いました。その後、順にお茶を注いでいきました。 そして彼らがお茶を飲み終えたところで、マンディは教えを説き始めました。こう言ったのです:

「ここへ来たとき、あなたがたは皆、喉が渇き、疲れていました。欲していたのは、ただ一杯の極普通のお茶で心身を潤すことだけでした。 しかし、私の茶碗を見た途端、疲れや渇きのことなど忘れてしまいました。最上級の茶碗欲しさに、互いに押し合い、隣人の茶碗が自分のものより豪華であれば羨ましく思っていました。

そこで、教えてください。選んだ茶碗で、お茶の味は少しでも良くなりましたか?

「このお茶を“人生そのもの”だと思いなさい。」とマンディは言い続けました。 「富や贅沢品を身の周りに置くことで、あなたの人生の質は向上するでしょうか?」

弟子達は「実際には、明らかに向上した」と同意しただけでなく、その直後、全員が勢いよく立ち上がり、茶碗の残りのお茶をざっと捨てると、山を駆け下り、最寄りの質屋へ向かって走り去ってしまいました!

では、マンディの物語から得られる教訓とは………。

最高級の茶碗でお茶を出す前に、あなたの賢明な教えを受け入れるだけの素地が、弟子達に備わっているかどうか、先ず確かめること!

 

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