CROSSROADS Language Studio’s Newsletter May, 2026

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【日本語訳】
数十年に渡り語り継がれている興味深い話があります。真実かどうかは定かではありません。しかし、そのメッセージはどちらにしても真実だと言えるでしょう。

ある日のこと、畑で働いていたスコットランドの貧しい農夫、フレミングは、近くの沼地から助けを求める叫び声を聞きました。彼はすべてを放り出し、声のする方へ走っていきました。そこには、腰まで泥に埋まり、身動きが取れなくなってしまった少年がいましいた。フレミングはもちろん少年を助け出し、ゆっくりと、しかし確実に迫っていた死から彼を救うことになりました。

翌日、フレミングの家の前に立派な馬車が止められていました。優雅な身なりをした貴人が馬車から降り、フレミングに挨拶すると、息子の命を救ってくれたことに心からの感謝を述べました。そして、謝礼として金銭を差し出しました。しかし、実直で誇り高いフレミングはそれを断り、自分はただ、普通の善良な人間なら誰でもすることをしただけですと言いました。

貴人はどうしても受け取ってほしいと強く要求しましたが、フレミングはその金を受け取ろうとはしませんでした。

やがて話し合いの最中、農夫の息子が姿を見せたその時、貴人の頭にある考えがひらめきました。フレミングが謝礼の金を受け取らないのなら、代わりにこうしてはどうかと解決策を提案したのです。

少年のいる方向へ手を振り向け、貴人は、あれはフレミングの息子なのかと尋ねました。フレミングは誇らしげに、そうだと答えました。
「分かりました」、「では取引をしましよう。私自身の息子に与える教育と同じレベルの教育を、あの子にも受けさせてあげたいのです。」と言いました。貴人は、もし少年が父親に少しでも似ているなら、その教育は決して無駄にはならないだろうと考えたのです。

こうしてフレミングの息子は最高位の学校に通い、やがてロンドンのセント・メアリーズ医科大学を卒業しました。後に彼は、ペニシリンの発見者として世界的に名を知られるようになりました。その名はアレクサンダー・フレミング卿でした。

それから何年も後、成長したその貴人の息子は肺炎にかかり、命の危機に瀕しました。そしてその時再び……ペニシリンによって命を救われたのです。
では、その貴人とは誰だったのでしょう?彼の名はランドルフ・チャーチル卿。そしてその息子こそ、ウィンストン・チャーチル卿なのです!

 


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